ヴィーガン

ヴィーガン

ヴィーガン

皆さんはヴィーガンについてどれくらいご存知でしょうか?
ヴィーガン(vegan)...すべての動物の命を尊重し、犠牲を強いることなく生きるライフスタイルのこと。

世界では、宗教上の理由やライフスタイルとして古代インドや古代ギリシアからヴィーガニズムの原型は存在していましたが、はっきりと『ヴィーガン』という言葉が用いられるようになったのは、今からおよそ80年前、1944年に英国でヴィーガン協会(The Vegan Society)が創設された際に命名されたといわれています。

実際には、今からおよそ180年前に端を発する厳格な菜食主義が現在のムーブメントのルーツとされています。そして1970年代後半、複数人の医学者が「動物性脂肪や動物性タンパク質中心の標準的な欧米の食生活が体に悪い」と主張し始めます。実際、冠状動脈型心臓病や糖尿病、ある種の癌といった生活習慣病の予防や回復に良いというエビデンスを得て、ヴィーガニズムは世の中に定着していきます。

そして2010年代、ヴィーガニズムはさらに一般化していきます。完全菜食を実践するセレブ、スポーツ選手、俳優、ミュージシャン、政治家ら著名人が劇的に増加し、フレキシ・ヴィーガン(取り組みやすい柔軟なヴィーガン)という考えの広まりも要因のひとつです。

ヴィーガン

2020年代はさらにヴィーガニズムにとっても歴史的な瞬間となりました。2020年のゴールデングローブ賞、アカデミー賞授賞式でふるまわれた食事が100%ヴィーガン料理だったのです。ハリウッドスターや米国セレブには多くのヴィーガンがいます。アリアナ・グランデ、ナタリー・ポートマン、ビリー・アイリッシュなどなど。さらに、レオナルド・ディカプリオやビル・ゲイツはヴィーガン企業へ多額の出資を行っています。

しかし、ヴィーガンの食生活へ完全に切り替えることは非常に困難です。食文化や健康面からも、全ての人が完全にヴィーガンへ移行することは不可能でしょう。前述したフレキシ・ヴィーガンのように、出来るときにだけヴィーガン食を実践する。週に一度ミートフリーデイを設ける、レザーやファーなどを着用しないなど、一人ひとりに出来ることの積み重ねが大切です。

1人の完全なヴィーガンよりも、70億人のフレキシ・ヴィーガンの方がより大きく世界を救う力となります。私たちが、世界でもいち早く提唱している「ヴィーガンコンスメ」は、誰にでもできる素晴らしいヴィーガンアクションです。

Menu